時々ウエイトトレーニングを指導しようとすると
「使えない筋肉がつくんじゃない?」という疑問を持つ方がいます。
もちろん我々トレーナーやインストラクターは目的に合ったトレーニングを計画的に提供しています。
確かに、目的に合わない筋肉のつけ方をして
結果的に「その競技には使えない(向かない)筋肉」をつけてしまっている競技者もいます。
例えば、筋肉をつけすぎて体重が増加した結果、俊敏性が失われたとか・・・
このような場合は、この競技者にとって使えない筋肉なのかもしれません。
しかし、ある人にとっては筋肉を増やすことが「使える筋肉」の場合もあるわけです。
例えば、力仕事を日常的に行っている人にとっては筋力・筋量は重要かもしれません。
また、トレーニングの補助をするトレーナーもある程度の筋力・筋量は必要でしょう。
つまり、「ウエイトトレーニング」=「使えない筋肉」と単純に結びつけるのは間違いです。
また同時に「インナーマッスル」=「使える筋肉」というのも単純化するべきではないでしょう。
目的に合っていれば「使える筋肉」ですし、合っていなければ「使えない筋肉」といえるかもしれませんね。
(まぁ、動いてはいるので使えてはいるんですけど・・・)
その目的に合わせてウエイトトレーニングやファンクショナトレーニング(動きを重視)などを
組み合わせていけばよいのです。
(重い荷物を地面から持ち上げるとはまさにデッドリフトでしょう!?日常的に「使える筋肉」ですね)