それでも止められない戦士たちへ・・・

以前にも肩は非常にデリケートな部位で、その構造からも痛めやすいということをお伝えしてきました。

私のパーソナルトレーニング指導でも、例えばビハインドネックのラットプルダウンなどは、

余程スポーツなどの特異性がなければ行うことはありません。(それでも軽い重量で)

他にも肩を痛めやすい種目はいくつかあります。

あの超人気種目もその1つです。それは、ベンチプレスです。

あなたがそうでなくても、周りにベンチプレスで肩を痛めた経験がある人がいるのではないでしょうか?

これは、動作中の肩が不自然な角度になり、さらには高重量で行うことが多いためです。

しかし、ベンチプレスをビハインドネックのラットプルダウンのようにスパッと止めてしまうことができるでしょうか?

これを読んでいるあなた・・・首を横に振っているでしょう(笑)

一度でも肩を痛めた方、あるいは初めからそのリスクを負いたくないという方には

ベンチプレスの代わりにインクラインのベンチプレスをおすすめします。

もちろんこれで完全にリスクが0になるわけではありませんが、フラットで行うよりも大幅に

ケガのリスクは下がります。

肩の事を考えて、週2回のフラットベンチプレスを行っているなら

そのうちの1回をインクラインベンチプレスをメインにおいてみる。

高重量低レップはインクラインで、低重量高レップはフラットでする。

など、バリエーションの1つにインクラインをもっと活用すると肩への負担が軽減されるかもしれません。

同時に胸の筋肉で発達させにくい上部にも効果があるので2度おいしい種目といえます。