人間には無限の可能性がある
とは言っても・・・そう感じる人も多いでしょう。
ここで使い古されたストーリーを・・・
「箱の中のノミ」
ノミはあの体で30cm以上ジャンプできるそうです。
人間でいうと150mぐらいになるので、驚異のジャンプ力です。
そんなノミを箱の中に入れて、箱にふたをします。
はじめはいつものようにジャンプをしますが、ふたに体をぶつけて
いつものようには飛べません。
しばらくして、ふたを外すと・・・
それまでふたよりも高くジャンプすることができたのに
ふたの高さまでしか飛ばなくなります。
「カマス理論」
気性の荒い魚のカマス。小魚を見つけると襲い掛かっていきます。
そのカマスを水槽に入れて、水槽の間に透明の仕切りを設置します。
水槽の片方にカマスを入れて、もう片方に小魚を入れます。
はじめは小魚に襲い掛かろうとしますが、
仕切りがあるので食べることはできません。
その後、仕切りを外しても小魚を追うことはなくなります。
少し難しい言葉を使うと
心理学の世界で言う
「学習性無気力感」というものです。
さて、ここでどうしたら元のノミやカマスに戻れるか。
簡単です。外から別のノミやカマスを連れてきて
同じところに入れてあげるのです。
そうすると、外から来た仲間(?)を見て
「あれ?あいつ飛べてるじゃん!」
「あれ?あいつ魚食べてるじゃん!」
となるわけです笑
上の2つは人間じゃないでしょ!
そう言いたい気持ちはわかります笑
では・・・
「1マイル4分の壁」
イギリスのロバートバニスターは陸上選手で、
オックスフォード大学の医学生でした。
彼は1952年のヘルシンキオリンピックの1500m走で
4位という結果に終わりました。
そこで、名門大学の医学生である彼は
科学的トレーニングを取り入れます。
その当時、医学者や生理学者は人間が1マイル(約1609m)
を4分以内で走るということは不可能で、そこに挑戦する
のも危険であるとしていました。
しかし、彼は挑戦して見事に4分を切ることに成功しました。
31年ぶりの記録更新でした。
面白いのはここからで、翌月にはもう一人が4分を切ります。
長くかかった記録更新を、翌月には別の選手がまた更新したのです。
そして、1年で23人の選手が4分の壁を越えていきます。
まさに、バニスターが外からのノミやカマスとなって
メンタルブロックを外したわけです。
どれだけ自分の可能性を信じることができるでしょうか?
勝手に外から与えられたメンタルブロックの罠に
掛かっていないでしょうか?
そしてあなたも
外から連れてこられたノミやカマスになれる
ということを忘れないでください。